「投資信託を始めたいけど、何から知ればいいかわからない」——そんな初心者の方に向けて、最初に押さえておくべき3つのポイントを解説します。
難しい専門用語は使わず、「これだけわかれば投資信託を始められる」という内容に絞りました。
投資信託とは何か:3行でわかる仕組み
投資信託とは、多くの投資家からお金を集め、専門家がまとめて運用する金融商品です。
- 少額(100円〜)から始められる
- 株・債券・不動産など多くの資産に分散投資できる
- 自分で銘柄を選ぶ必要がない
個別株のように「どの会社の株を買うか」を自分で判断する必要がなく、ファンド(投資信託)を1本買うだけで自動的に分散投資できるのが最大の特徴です。
知るべきこと①:コスト(信託報酬)を必ず確認する
投資信託には、保有しているあいだずっと信託報酬というコストがかかります。年率で表示され、自動的に基準価額から差し引かれます。
| 信託報酬 | 100万円・20年保有した場合のコスト目安 |
|---|---|
| 年0.1%(低コスト) | 約20万円 |
| 年1.0%(高コスト) | 約180万円以上 |
同じ運用成績でも、信託報酬が高いほど手元に残るリターンが減ります。長期投資では特にコストの差が大きく響くため、信託報酬は年0.2%以下を目安に選びましょう。
インデックスファンド(市場平均に連動するタイプ)は一般的に信託報酬が低く、初心者に向いています。
知るべきこと②:「インデックス型」と「アクティブ型」の違い
投資信託は大きく2種類に分かれます。
インデックス型(パッシブ型)
日経平均やS&P500などの市場指数に連動するよう設計されたファンドです。
- 信託報酬が低い(年0.05〜0.2%程度)
- 運用成績が市場平均と同程度
- 長期投資・初心者向け
アクティブ型
ファンドマネージャーが銘柄を選び、市場平均を上回るリターンを目指すファンドです。
- 信託報酬が高い(年1〜2%程度)
- 市場平均を上回ることもあれば、下回ることもある
- 長期的には多くがインデックス型に負けるというデータがある
初心者にはインデックス型をおすすめします。コストが低く、長期で安定したリターンが期待できます。
知るべきこと③:NISA口座を使うと税金がかからない
通常、投資信託の売却益・分配金には約20%の税金がかかります。しかしNISA口座を使えば、この税金が非課税になります。
新NISA(2024年〜)の概要
- 年間投資上限:360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)
- 生涯投資上限:1,800万円
- 非課税期間:無期限
- 口座開設:18歳以上であれば誰でも可能
例えば20年間で運用益が300万円出た場合、通常口座なら約60万円が税金として引かれますが、NISA口座なら300万円まるごと手元に残ります。
投資信託を始めるなら、まずNISA口座を開設することを強くおすすめします。
初心者におすすめのファンド3選
迷ったらこの3本から選べば間違いありません。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)——全世界約3,000銘柄に分散。信託報酬0.05775%
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)——米国代表500社に集中投資。信託報酬0.09372%
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)——株・債券・不動産に幅広く分散。リスクを抑えたい人向け
どれも信託報酬が低く、純資産総額も大きいため、長期保有に適しています。
まとめ:投資信託を始める3ステップ
- NISA口座を開設する——ネット証券(SBI証券・楽天証券など)が手数料ゼロでおすすめ
- インデックスファンドを選ぶ——信託報酬0.2%以下を目安に
- 毎月自動積立を設定してほったらかす——感情に左右されず長期保有が成功の鍵
難しく考える必要はありません。始めることが最大のリターンです。まずは少額から試してみましょう。
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